Thursday, November 28, 2013

輝き取り戻した深堀圭一郎、「僕のゴルフ人生は続いていく」




2012年05月14日11時48分






すべてを振り絞っての2位、がけっぷちからシード獲得へ大きく前進した(撮影:上山敬太)






 国内男子メジャー「日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯」で、接戦の末谷口徹に敗れたものの単独2位に入った深堀圭一郎。今大会で1,500万円を獲得して賞金ランキングも8位に浮上した。1,500万円は昨年の賞金ランキングで69位。今季はシードを失い生涯獲得賞金25位の権利でツアーに参戦している深堀だが、これで来季の賞金シードに大きく前進した。

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 背水の陣で臨んだシーズンだった。2011年2月に持病だった左足底筋膜炎の手術を行い、昨年は9試合の出場。シード権は失い「僕にとっては最後の切り札だった」という生涯獲得賞金の権利を行使した。もし仮に今年シードを確保できなければトーナメント出場権がなくなることとなる。

 「自分のゴルフをどうしようか…」とがけっぷちに追い込まれた中の2012シーズン。クラブ契約も変えて試行錯誤を繰り返しながらベストパフォーマンスを求めてきたが、開幕から3戦連続で1打及ばず予選落ちと思うようなゴルフができず苦しい中にいた。しかし、そんな中でも深堀を支えたのは家族の力だった。「娘にもまだまだゴルフをやっているところを見せなきゃいけない。家族も“まだきっと出来る”って言ってくれてたしね」。

 「これからまだまだ試合はある。僕のゴルフ人生は続いていく」。“最後の切り札”を使った大勝負にも勝った。輝きを取り戻した43歳が多くの後押しを受けて、復活への道を力強く歩き出した。

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